みなさんこんにちはDiG DUGです。
情報分析は売れるためには必須です
ストックフォトサービスには作品登録の時点でまず審査という壁がありますね。
そしてその壁を越え、無事承認されたとしても、それはスタート地点に立ったに過ぎません。
そこから自分が手塩にかけて作成した作品達は、訪れたユーザーにより「購入に足る作品」かどうか、第二の審査を受けることになります。
しかもこの審査は、自分の作品だけを見る絶対的な審査ではなく、他の海千山千の猛者クリエイターたちの作品との徹底的な比較審査となります。
そしてユーザーの求めるニーズを最も満たしている作品、その1点だけがお買い上げされるということになるわけです。
このユーザーによる比較審査を勝ち抜く確率を上げることが、売り上げを高めていくことにつながります。
ということは、勝利のためにはまず徹底的な情報分析が不可欠と言えると思います。
と前置きが長くなりましたが、本日はストックフォトサービスで実際に購入する人は一体どんな人たちなのかという点について、少し私なりに考察してみたいと思います。
ストックフォトで購入するユーザーはどんな人?
ストックフォトで実際に購入に至るユーザーというのは、どういう傾向の人たちなのでしょうか?
考えてみると、通常の生活において、何か特定のデザインや写真が必要になり、それをネットで検索し、吟味した上でお金を払うに至ることはまずないでしょう。
ということは、何かとある目的や用途、業務上の必要性があっての購入となるはずです。
それらを考察して、購入層を書き出してみると
- デザインに関係する業務に携わっている人 (Webデザイナー、イラストレーター、DTP etc.)
- ブログ・SNS等何らかのメディアを有している人
- 非日常のイベントや年中行事などを控えている人(新年、クリスマス、結婚式 etc.)
といったユーザー層が推察できます。
ここからいつものように、イラスト寄りの視点で、各ユーザー層とその購入傾向についてさらに深堀りしてみたいと思います。
ちょっと自分で作るには面倒なデザインが狙い目?
この中で一番割合が高いと思われるのは、デザイン業務に関わっているユーザー層です。
写真は別としてイラストに関して言えば、自分でデザインできるのに何故わざわざ買うのかと思われる人もいるかもしれませんが、一言でいうと面倒だからです。
世の中の、デザインに携わる人たちの大半は締切に追われていますし、自分で作るときの手間・時間と購入にかかる費用を脳内で天秤に掛けます。
つまり、
- 自分で作るには面倒で時間がかかりそうなデザイン
- 自分の作風と異なる等、製作の手間がかかりそうなデザイン
- セット売りなど素材としてお得感があるデザイン
- デザインパーツなど自分のデザインに流用できるデザイン
などが買われやすいと推察できます。
販売機会は多いが、購入単価は低い
残念な点としては、デザイン関係のユーザーは間違いなく販売単価が低くなるということです。
何故なら彼らは日常的に素材が必要になりますので、ほぼ間違いなくストックフォトとの定額契約をしています。
ストックフォトには通常、
- 定額購入 (毎月決まった金額で決まった点数の素材を購入)
- 単品購入 (必要なときに必要な枚数を購入)
の2種類があり、売れた時のロイヤリティー額に大きな差があります。
単品購入を狙いやすいユーザー層も存在しますが、今回の「デザイン関係のユーザー」は間違いなく定額購入メインのユーザーになります。
そういう意味では、販売機会は多いが、単価は低いユーザー層と推察できます。
パーツよりもバナータイプのデザインに需要?
次に、「何らかの発信メディア」を持っているユーザーに関して推察します。
メディアの中には、個人ブログから企業のニュースサイト、またはSNSなども含まれるかと思います。
個人から企業までを含むので一概には言えませんが、頻繁に発信が求められるという業務特性から、「定期購入」の割合が比較的高くなるのではないかと推察されます。
またこういったユーザーに求められる素材は、デザインに関わるユーザーとは少し異なると思われます。
基本的には自分でデザイン制作が出来ないユーザー層と推察されるので、パーツよりも完成したデザインが求められると思われます。
またメディアのフォーマットから推察すると
- アイキャッチ画像のような、見出しとして使えるデザイン
- 記事内で使用する挿絵的デザイン
- 記事の内容をわかりやすくするための図説・グラフ等のデザイン
等に需要が見込まれると予想できます。
シーズンやイベントへの対応は売上アップに必須
最後に、イベントごとや年中行事などのための素材を探しているユーザー層です。
イベントの代表的なものとして考えられるのは、結婚式等の冠婚葬祭などです。
年中行事としては、年賀状・クリスマス・ハロウィン・暑中見舞い等が考えられます。
このユーザー層は、該当のイベントや行事のためだけに素材を必要としているので、他のユーザー層より、定期契約を結んでいる可能性が低いことが考えられます。
ということは単品購入率が高いユーザー層、すなわち高単価での購入が発生しやすいユーザー層と言えるかと思います。
実際に日本のストックフォトPIXTAでは、年賀状素材が単品・定期共にかなり需要が高いです。
シーズンイベントなので一定期間のみですが、ここら辺を狙って素材を取り揃えておくと、爆発が期待できるのではと思います。
以上、本日は3タイプの購入ユーザー層について考察してみました。
理想を言えば、全てのタイプのユーザー層に対応できるように満遍なく作品を取り揃えておきたいところですね。
いつも読んでいただきありがとうございます。
ではでは
お時間ありましたら、他の記事も読んでみて頂けると嬉しいです。